先進ゲノム解析研究推進プラットフォーム

新学術領域研究「先進ゲノム支援」は、旧事業の「ゲノム支援」を強化発展させ、次世代型のゲノム解析システムを整備・高度化し、最先端のゲノム解析及び情報解析技術を提供することにより様々な生命科学研究を支援します。

この過程でゲノム解析システムをさらに向上させるとともに、我国におけるゲノム科学ひいては生命科学のすそ野拡大とピーク作りの両方を進めることをミッションとしています。この支援にふさわしい課題を公募します。

最新情報

2016年度「先進ゲノム支援」支援課題の公募要項

1. 支援の対象となる研究課題

 2016年度文部科学省・科学研究費補助金(新規・継続)に採択されている研究課題を対象とします。

 留意事項

  • サンガー法による配列決定およびライブラリ作製単独の支援は対象外と致しますが、協議の過程において全ゲノム解析に必要であると判断された場合は支援対象と致します。
  • ヒトのゲノムワイド関連解析(GWAS)は支援対象外と致します。
  • ヒトゲノムやヒト遺伝子を対象とする支援課題については、倫理面も含めて検討します。

2. 支援できる内容

 次世代シーケンサーによる配列決定に基づく多様な技術による支援を実施します。

 支援技術一覧

  • 新規ゲノム配列決定、全ゲノム再シーケンス、エキソーム解析(PCRアンプリコン含む)、メタゲノム解析、菌叢解析(16S、18S、ITSなど)、バイサルファイト解析、ChIP-seq、mRNA/RNA-seq、miRNA-seq、TSS-seq、RIP-seq、ISO-seq、各種情報解析

3. 支援対象課題の選定

 支援課題の選定は、「先進ゲノム支援」領域外の有識者と班員から構成される支援審査委員会で行います。

 審査の要点

  • 科研費課題の当初計画と密接に関連したものであるか
  • 支援活動により、当初の計画を上回る重要な研究成果を支援期間内に得ることが期待できるか
  • 技術的および必要経費面で支援が実行可能かどうか
  • ゲノム科学としての先進性があるか

 留意事項

  • 支援の対象に選ばれた課題については、申請者に通知するとともに、「先進ゲノム支援」のホームページから公開します。
  • 支援課題の選定の過程で知り得た情報は選定目的のみに使用します。
  • 審査委員の氏名は、翌年度に公表します。

4. 支援によりえられた研究リソースとデータの公開、共有

 支援活動により得られた解析結果は、論文・データベースなど適切な方法で公表してください。

 留意事項

  • 個人ゲノム情報を含まない塩基配列データは、支援依頼者に提供すると同時に、DDBJ(DNA Databank of Japan、http://www.ddbj.nig.ac.jp/)あるいはDDBJが運用するDRA(DDBJ Sequence Read Archive; http://trace.ddbj.nig.ac.jp/dra/index.html)(次世代シーケンサーのデータ)に仮登録します。そして、論文発表後は直ちに、未発表の場合は事前に協議した時期(支援終了後原則として1年以内)に公開することとします。
  • 個人ゲノム情報についても、その質に応じた適切な個人情報の保護の仕組みの下で、研究コミュニティでの共有を図ります。個人の識別可能でない情報は一般公開として広く研究者に提供し、識別可能な情報は審査を経て承認された研究者において共有します(後者を「制限公開データ」と呼びます)。研究結果の公開・共有は、バイオサイエンスデータベースセンター(http://biosciencedbc.jp/)内のNBDCヒトデータベース(http://humandbs.biosciencedbc.jp/)を通して行います。
  • 個人情報保護法改正・施行に伴い、個人ゲノム情報等の公開に関して変更が生じる可能性があります。その際は、関連データの公開・共有に関して、先進ゲノム支援からご案内させて頂きます。

5. 支援申請にあたりご留意頂きたい点

 成果発表について

  • 支援を受けた課題に関する論文等の成果を発表された場合は、速やかに支援事務局までご連絡下さい。また事務局では定期的に成果の発表状況調査を実施します。
  • 論文発表に際しては、支援担当者の関与の度合いにより、共著者とする場合や謝辞で触れる場合等が考えられますが、適切な対応をお願い致します。また、「先進ゲノム支援」の支援を受けている事を記載して下さい。「先進ゲノム支援」の英語表記は、MEXT KAKENHI Grant Number 16H06279です。
  • 支援を受けた課題では、支援依頼者に成果報告書の提出を毎年度お願いしています。

 支援活動について

  • 「先進ゲノム支援」の活動は年度単位ですので、支援依頼内容は単年度で実施可能なものとなるように注意してください。8月の採択決定後、12月までに試料を提供して下さい。これを過ぎると、支援が出来ないことがあります。ヒト遺伝子解析研究など倫理委員会等における承認手続きが必要な場合は、10月末までに承認を得て下さい。承認取得後は速やかに検体を提供して下さい。また、なるべく多くの課題の支援を可能にするために、不必要に過大な内容の申請は避けてください。
  • 支援を担当するシーケンス拠点に試料を送付する際に、サンプルメタデータも併せて提出して頂きます。(メタデータの提出が無い場合は支援を受け付けないこともあります)
  • 病原性微生物(BSL2以上またはそれに準ずるもの)、毒性、感染性をもつ可能性がある試料の解析については、実施にあたり、支援担当グループとの協議を行っていただきます。
  • 配列決定に用いるDNA試料の調製は、原則として支援依頼者側で実施していただきます。解析に必要なDNA量とその質については、支援担当グループと協議していただきます。送付された試料が量的、質的に解析に不向きな場合には、中止、再調製等について支援担当グループと協議することとします。
  • RNA-Seq解析のためのRNA調製は、原則として依頼者側で実施していただきます。その後の、配列解析のための前処理については、支援担当グループと協議していただきます。なお、期待される転写産物が含まれていることのreal time RT-PCR による確認などの、基礎的検討もお願いすることがあります。
  • 支援活動は、支援依頼者と支援担当研究者の共同作業として進めたいと思いますので、具体的な支援内容は、担当者との協議により決定させていただきます。
  • より高度な情報解析システムの開発研究のため、支援依頼者と相談の上で適切な手続きをとり、解析結果の活用をお願いすることがあります。
  • 支援をする側にとってもチャレンジングな課題についても挑戦したいと考えています。しかしながら、そのような課題においては、申請者ならびに研究者コミュニティによるサポートが必須となります。また、このような課題は基本的に支援担当者との「共同研究」として進めたいと考えます。

 免責事項

  • 支援活動に配分された経費には限りがあり、希望のすべてに応えることはできません。少しでも多くの課題を支援するために、依頼者に消耗品などの一部負担をお願いすることがあります。
  • 支援に当たっては最善の努力を払いますが、不慮の事故も含め、成功を保証するものではありません。また、当初に期待したとおりのデータが得られない場合があることをご了解下さい。支援グループから提供するデータや研究用リソースの内容について、必ず支援依頼者側で最終的な確認をして下さるようお願いいたします。

6. 募集期間

 2016年度の募集期間: 2016年5月16日(月)から6月13日(月)正午

7. 支援の開始時期

 2016年9月頃

 詳しく

  • 公募締め切り後、審査委員会によって候補課題を選定し、支援実施担当者による候補課題の支援内容の詳細の聞き取りと協議(ヒアリングと呼んでいます)を行い、審査委員会においてそれらの結果を合わせて8月中旬頃までに支援課題と支援範囲を最終決定する予定です。これ以降、支援実施担当者と打ち合わせに基づき支援を開始します。

8. 公募に関するお問い合わせ

「公募に関するFAQ」

「公募に関するお問い合わせフォーム」

支援申請の流れ

支援申請の流れ

期間中は何度も修正が可能

支援申請

支援申請受付を締め切りました。
旧ゲノム支援